日々、「テーブルやキッチンにのぼらないで!」と注意を繰り返す中で、疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。
声をかけて素直に降りてくれるときもあれば、癇癪(かんしゃく)を起こしてしまうこともあり、対応に困ってしまうこともありますよね。
本記事では、そんな日常の悩みに対して「大丈夫」と思える考え方や対応策をお伝えします。
テーブルにのぼる理由—なぜ子どもはやりたがるの?
お子さんがテーブルやキッチンにのぼるのは、好奇心や欲求が大きな理由です。
- 高いところへの興味:高い場所は子どもにとって世界が広がる感覚を味わえる冒険の場所です。
- 親の反応が気になる:注意されることで「もっと関心を引きたい」という気持ちが芽生えることも。
- 達成感を味わいたい:自分でのぼることができたという成功体験が楽しいのかもしれません。
子どもの行動は単なるわがままではなく、発達過程の一部として捉えると少し気持ちが楽になります。
毎日注意することに疲れてしまうママへ
「注意しても効果がない」と感じると、疲れがたまってしまうものです。まずは自分自身を責めないでください。同じ悩みを抱えているママはたくさんいます。
特に3歳半頃のお子さんは、自我が育ち始め、「自分でやりたい」「思い通りにしたい」という欲求が強くなる時期です。癇癪を起こすのも、その気持ちがまだ言葉で上手く表現できないからです。
自分のペースで「できること」「できないこと」を学ぶ時期なので、焦らず見守ることも大切です。
実践できる具体的な対応策
お子さんの好奇心を尊重しつつ、安全を守るために試してみたい対応策をご紹介します。
- のぼれる環境を作る
- 代わりにのぼっても良いスペース(専用のクライミングマットやステップ台)を用意して、「ここならいいよ」とルールを作りましょう。(我が家ではアンパンマンのジャングルジムが大活躍です♪)
- 安全に楽しめる環境を提供することで、お子さんの欲求を満たしつつ、リスクを減らせます。
- テーブルやキッチンの周りを工夫する
- 手の届く場所に興味を引く物を置かない。
- キッチンにゲートを設置するなど、物理的にのぼりにくくする対策も効果的です。
- 注意の伝え方を変える
- 大声で怒ると逆に反発を招くことも。静かなトーンで、「危ないから降りようね」と繰り返し伝えるのがおすすめです。
- 降りられたときには、「降りてくれてありがとう!」とたくさん褒めてください。(コレ大事!)
- 癇癪への対応
- 癇癪を起こしたときは、一旦距離を取り、お子さんが落ち着くのを待ちましょう。
- 「嫌だったね」「わかるよ」とお子さんの気持ちを言葉にして代弁してあげると、少しずつ安心感を育てることができます。
ママ自身のケアも忘れずに
毎日繰り返される同じ問題に疲れてしまったとき、ママ自身の心のケアも大切です。
- 完璧を目指さない:毎回全てを完璧に対処しようとするのはやめましょう。「今日はこれだけ頑張った」と自分を認めることが大事です。
- 息抜きの時間を作る:家族やパートナーに少しの間お子さんを見てもらうことで、リフレッシュできる時間を取り入れてください。
「大丈夫」と思える理由
多くのお子さんは、成長する中で自然と高いところへの興味が薄れていきます。
現在の行動は、お子さんの発達段階で必要な「学び」のひとつと捉えましょう。
周りのママたちと話してみると、同じような悩みを共有することで安心感を得られることもあります。「うちだけじゃない」と思えるだけで、心が軽くなるはずです。
まとめ
注意してもテーブルやキッチンにのぼる行動に悩む毎日。
それは多くのママたちが経験する、通過点のひとつです。
お子さんの好奇心や成長の一環として受け入れつつ、できる範囲で安全対策や対応を取り入れていきましょう。そして、時には力を抜いて「まあいいか」と思える心の余裕を大切にしてください。
あなたが一生懸命向き合っていることは、必ずお子さんにとって良い影響を与えています。
今日もお疲れさまです—自分を労わることも忘れずに、無理のない育児を続けていきましょう!
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